マーセライズ加工　(mercerization)

マーセライズ加工とは、シルキー加工の一種で、綿糸または綿布に絹（シルク）のような光沢を持たせる加工です。シルケット加工ともいいます。綿糸や綿織物に張力をかけて苛性ソーダに浸すと、シルクのような光沢が得られ、さらに染色性が向上し、きれいな色に染まります。綿製品や合繊綿混製品の多くは、精練（せいれん）や漂白後にシルケット加工が施されています。イギリス人のＪ・マーサーが発明したことが名称の由来です。