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デニム (denim)

デニム

綾織(ツイル)の厚地で丈夫な綿織物です。

ジーンズに使われるブルー・デニムは、経糸(たていと)にインディゴ(濃紺)で染めた糸、緯糸(よこいと)に晒糸(さらしいと=白糸)が用いられ、経糸が表面に多く浮くため、布地の表側はブルー、裏側は白く見えます。

基本的には経糸のブルーが強く見えますが、白の緯糸も見え隠れしますので単一色のべったりとした感じではなく、独特のラフな表面感となります。

また、経糸を染めているインディゴ染料は糸の芯まで染めているわけではなく、糸の表面だけ染めている形になっています。

表面の染料は着用することにより、徐々に剥がれ落ちていきますので、着用の状態によって独特の着古し感があらわれます。そして、加工によってさまざまな表現が楽しめます。

名前の由来は、フランス語のサージ・ド・ニーム(ニーム産のサージ)がなまってデニムになったといわれます。